★「自己PR」の構造(貢献性・人間性)
自己PRでは、「今のあなたにはどんな能力や強みがるのか」が問われます。
上述の「ガクチカ」において「身につけられた力、あるいは発揮された強みというのが何であり、それが入社後に自社の事業においても繰り返し発揮されるのか」という【再現性】を採用担当者はイメージします。
また、時系列的には、「強みを<現在>は別のエピソードにおいても発揮できる」ことを証明します。つまり、あなたの「can」を証明します。
このような自己PRを伝える上での構造は基本的には「ガクチカと同じ」になります。
異なるのは、上図における最初の「①自分の強み」と最後の「⑨入社後の強みの活かし方」だけです。
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★自己PRの構成
自己PRの構造は大きく3つに分けられ、以下のようになります。
①結論:自分の強み(=ガクチカで身につけた/発揮された力)
②具体例(強みの根拠となるエピソード):ガクチカと異なるエピソード(構成はガクチカと同じ。ガクチカよりも簡略的でもOK)
※なぜガクチカと異なるエピソードを使うのかについては0章をご覧ください。
③まとめ:強みの再現性を主張する(例:この強みは入社後も○○で活かせると考える。)
ガクチカでは、冒頭にはガクチカの全体像を表す「結論」の一言と、最後には一連の経験での「身につけられた力/発揮された力」を述べました。
一方、自己PRでは、冒頭の結論として「強み」を一言で述べ、最後は「(このように、私の強みはガクチカやガクチカ以外のエピソードなど複数の場においても同様に発揮されており≒再現性があり、)この強みは入社後も○○で活かせると考えています」とまとめましょう。
ちなみに、ESでは「②具体例」を詳しく書くことができますが、面接では簡潔に述べ、質問を受けたほうが良いかもしれません。
例えば、次のような構成が考えられます。
①結論:私の強みは○○です。
②事例の列挙(強みの根拠となるエピソード):これは△△(ガクチカの活動)や□□(ガクチカ以外の)など複数の活動において発揮されました。(詳細は語らない)
③まとめ:この強みは入社後も□□において活かすことができると考えております。
こうすると簡潔に自己PRができます。ガクチカを含めた「②事例」について、面接官は深掘りしてくれるかもしれません。
ガクチカの最後の「身につけた力/発揮された力」は、自己PRの最初の「自分の強み」に繋がります。
そして、自己PRの最後の「強みの入社後の活かし方」は志望動機の内容に繋がってきます(次章)。
このように、ガクチカ⇒自己PR⇒志望動機は、それぞれ独立した問いではなく、相互に関連する質問であることがわかります。
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