成功(目標達成)したガクチカが多いですが、「失敗した経験をもとにアピールしたいことがある」というガクチカを今まで見たことがありますでしょうか。
また、内容の大小は問わないと一般的に言われていますが、プロセスを求められるのであれば組織の中で目標達成に貢献したガクチカの方が数値化・解決策選定などを明示しやすいと思っています。目標達成のガクチカと、失敗談の両方準備しておいた方が好ましいでしょうか。
・両方準備できるのであれば、目標達成した経験談と失敗した経験談の両方を準備したほうがいいと思います。
・「目標達成できなかったけれどだめですか?」とよく聞かれますが、全然だめではありません。
・目標達成できたかどうかより、目標達成に向けて何をどのように考えてどのように頑張ったのかが大事です。
・結果的に目標達成できなくてもいいと思いますし、失敗した経験の中から自分の強みを伝えるのももちろんいいと思います。
・しばもんが提示しているフォーマットは失敗型ではないので、その場合は自分で自分の型を作って構成を考えるといいと思います。
・内容の大小は問わず、頑張ったことを丁寧に書きましょう。
・全国大会で優勝したのがすごいわけでもないですし、小さなことを地道にやったのがすごくないわけでもないです。
・みなさんが学生時代に一番頑張ったことは、他の学生さんと規模は違うとしてもみなさんにしかできなかったことなので、内容の大小や華やかさ、輝かしさなどは気にせず、自信を持って自分の頑張ったことで勝負できるといいと思います。
・ポケモンで例えると「俺のガクチカって本当にコラッタくらいのレベルだな」と思うかもしれませんが、レアポケモンじゃなくても、コラッタでも勝てればいいのです。
・レアポケモンは確かに目を引くし強くて格好いいですが、しばもんははがねタイプのポケモンが好きなので全部はがねタイプでパーティを組んでいます。
・相手がほのおタイプのポケモンだった場合は全滅の危機に瀕しますが、好きなポケモンで勝ちたいからそれでもいいんです。
・つまり何が言いたいかというと、自分のポケモン(ガクチカ)がしょぼいと思ったとしても「そのポケモンを今までどう育てたのか」「そのポケモンと一緒にどう冒険をしてきたのか」「そのポケモンにどういう想いを持っているのか」「なんでそのポケモンと一緒だと頑張れたのか」ということを面接官に伝えられればいいのではないでしょうか。
・そんな目線で今一度ご自分のガクチカを見てみてくださいね。
ガクチカの具体的な結果がない、またはまだ取り組みが継続中で分からない場合のアドバイスをより詳しくお聞きしたいです。
・研究系でまだ結果が出ていなかったり、コロナで大会がなくなってそもそも結果がないという学生さんが多いんですが、それは全然問題ないです。
・面接官も事情を考慮してくださると思うので「コロナで大会が無くなってしまったのでこの取り組みの結果を示すことができないのですが、こういう目標に向かってこういう問題を解決するために、こうやって頑張りました」と面接で正直に伝えましょう。
・研究などでまだ成果が出ていない学生さんに関しては「自分の見立てではこういう結果が得られると踏んでいます」と仮説を示せればいいと思います。
・見込まれる結果と一緒に「こういう結果が見込まれるのは何故かというと、自分はこういうことにこういう風に取り組んだからです」と理由となる頑張りも伝えましょう。
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