OB訪問日程調整メールの作成(例)
【添削前】
【本文】
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になります。
〇〇大学3年の〇〇です。
お忙しい中、訪問OKのご連絡をしてくださりありがとうございます。
下記日程候補のうちから〇〇様のお時間を頂戴したく存じます。
ご都合のほどお教えいただけると幸いです。
<候補日程>
5/13 9:00〜12:00
5/19 終日
5/21 9:00〜14:00
お忙しい中、ご無理を言いまして大変申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇
【添削後】
①【宛名の書き方】(修正任意)
〇〇株式会社 〇〇様
・会社名は「前株」(株式会社○○)と「後株」(○○株式会社)の2種類がありますので、間違いのないよう相手のメールの署名や名刺、ホームページなどをしっかり確認しましょう。
②【冒頭の挨拶】(修正任意)
お世話になります。
〇〇大学3年の〇〇です。
お忙しい中、訪問OKのご連絡をしてくださりありがとうございます。
・このメールは既に頂戴したメールに対する返信のようですので、「(早速の)ご返信ありがとうございます。」と言い方も可能だと思います。参考までに。
③【お忙しい中】(修正不要)
・「お忙しい中」のほかに、「ご多用の折」という表現もあります。参考までに。
④【フォーマルな表現】(要修正)
・「訪問OKのご連絡」という表現は目上の社員に対して述べるにはややカジュアルすぎる印象を受けました。
・代案①:「(早速のご返信ありがとうございます。)また、ご多用の折、お時間を調整してくださるとのこと、重ねて御礼申し上げます。」
・代案②:「(早速のご返信ありがとうございます。)また、ご多用の折、(OB)訪問をご快諾くださり、重ねて御礼申し上げます。」
⑤【日程の提示】(修正任意)
下記日程候補のうちから〇〇様のお時間を頂戴したく存じます。
・これ以前のメールのやりとりがわからないのですが、先方のOBから「日程の候補を教えてください」という返信が来ているのであれば、こちらから日程の候補を提示しても良いと思います。
・そうではない場合、先にこちらから日程の候補を指定するのは、こちらがお願いしている立場であるため、やや失礼にあたるかもしれません。(人によっては気にしないと思いますが)
・社会人はかなり忙しいので、配慮の示し方として以下のような述べ方はいかがでしょうか。
・代案①:「○○様のご都合の良い日程でお伺いしたいと存じますので、日程の候補をご教示いただければと存じます。」
・どうしてもあらかじめ調整ができない日が分かっている場合は、できるだけ丁重に伝えましょう。
・その際、個人的には「学業」を理由にした方が良いかと思います。「アルバイト」や「部活」の場合、自分の優先順位が低いと感じてしまうOBもいるかもしれません。
・代案②:「大変申し訳ございませんが、毎週木曜日の午後は大学の授業があるため、それ以外の日程でご調整いただけますと大変幸いでございます。(こちらからOB訪問をお願いしている立場であるにもかかわらず、ご無理を申し上げ、大変申し訳ございません。)」
⑥【OB訪問の場所】(修正任意)
・OB訪問の場所によっては先方の指定する時間に間に合わない可能性もあります。
・先にOB訪問の場所を質問しておくと、日程(訪問時間)がさらに調整しやすくなるのではないでしょうか。
・代案:「お会いする場所ですが、貴社へお伺いするということで宜しいでしょうか。あるいは○○様のご都合の良い場所までお伺いいたします。」
⑦【曜日】(要修正)
ご都合のほどお教えいただけると幸いです。
<候補日程>
5/13 9:00〜12:00
5/19 終日
5/21 9:00〜14:00
・日程を提示する場合ですが、曜日も記載した方が親切だと思います。
・「日にち」と「曜日」を勘違いしてしまうことはよくありますよね。「あれ、21日は水曜日じゃなくて火曜日?!」のように勘違いがあると、せっかくの日程調整が仕切り直しになってしまいます。
・OB自身も勘違いするおそれがありますし、就活生側の勘違いの場合、OBに迷惑をかけてしまうことになります。
・代案:「5月13日(水)9:00~12:00」
⑧【「言う」の謙譲語】(修正任意)
お忙しい中、ご無理を言いまして大変申し訳ございません。
・「言う」でも良いのですが、敬語を使用した方がよいかと思いました。
・「言う」の謙譲語は「申し上げる」ですので、「ご無理を申し上げ」などでも良いかと思います。
・参考までに別の表現をご紹介します。
・代案:「お忙しいところ大変恐れ入りますが、ご調整のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。」
何卒よろしくお願いいたします。
⑨【最後の挨拶】(修正任意)
・「いたします」でも勿論良いですが「申し上げます」にするとより丁寧ですね。
・今回はOB訪問を快諾に対するお礼も兼ねているので、最後にもう一度お礼を申し上げると一層謝意が伝わるように思いました。
・代案:「この度は、OB訪問をご快諾くださり、誠にありがとうございました。重ねて御礼を申し上げます。お忙しいところ大変恐縮ですが、ご返信のほど何卒よろしくお願い申し上げます。(ご返信お待ち申し上げております。)」
⑩【署名】(修正任意)
〇〇
・今回の添削に提出されたものは署名を割愛したのでしょうかね。
・もし署名を設定していない場合、署名はあった方が良いかと思います。
・就活用のメールアドレス(または大学のメールアドレス)を記載し、個人用のアドレスは控えましょう。
・電話番号は私用の携帯電話の番号になると思います。抵抗があるようでしたら、無理に記載する必要はないと思います。(Twitterの人事アカウントの方のツイートを拝見すると、電話番号の記載があった方が選考の連絡をしやすいということです。ただし、OBは人事の社員ではないので、メールでのやりとりで十分かと思います。電話番号の記載は慎重にご検討ください。)
・例:
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鈴木 一郎(すずき いちろう)
○○大学○○学部○○学科 3年
E-mail: ~@gmail.com
Tel: 080-1234-5678
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