【添削前】
○○株式会社 ○○本部 ○○課
○○ 様
お世話になっております。
9月○○日から○○日の3日間、
○○の夏季インターンシップに参加させていただいた、
○○大学 ○○学科 ○○分野 3年生の○○と申します。
この度は、インターンシップへの参加を受け入れていただきありがとうございました。
インターンシップに参加する前から○○系統のキャリア形成について調べていたものの、具体的な仕事内容についてイメージが持てませんでした。
ただ、インターンシップを通じて様々な施設を見学させていただいたり、
○○系統に関する課題に取り組むワークショップを体験させていただいたことで、仕事内容について理解を深めることができました。
また、個人的な質問にも答えていただきありがとうございました。
おかげで自分がしたい仕事が明確になりました。
心よりお礼申し上げます。
取り急ぎお礼申し上げたく、メールにて失礼いたします。
【添削後】
◆良い点
・丁寧な言葉を選び、インターンの前後における自分の変化などにも触れ、謝意が伝わってきました。
◆修正の方針
・概ねよく書けているので修正すべきところはほとんどありませんが、他の表現をいくつか紹介しておきます。今後機会があれば使ってみてください。
○○株式会社 ○○本部 ○○課
○○ 様
①【宛名】(修正不要)
・会社名は「前株」(株式会社○○)と「後株」(○○株式会社)の2種類がありますので、間違いのないよう相手のメールの署名や名刺、ホームページなどをしっかり確認しましょう。
・部署までしっかり記載できていて良いと思います。
お世話になっております。
9月○○日から○○日の3日間、
○○の夏季インターンシップに参加させていただいた、
○○大学 ○○学科 ○○分野 3年生の○○と申します。
②【順序】(修正任意)
・勿論、このままでも良いのですが、先に名前から名乗ってしまった方が簡潔なように思いました。
・代案:「お世話になっております。○○大学○○学部3年の○○と申します。9月○日から3日間、貴社の夏季インターンシップに参加させていただきました。」
この度は、インターンシップへの参加を受け入れていただきありがとうございました。
③【語彙】(修正任意)
・私の個人的な語感かもしれませんが、「この度は」から始まると過去ではなく、かなり近い過去、現在または近い未来の出来事が続く場合が多いように感じました。
・これから始まるインターンシップの受け入れを快諾してくれたかのような始まりのようにも感じました。(私だけかもしれません。)
・過去を言うのであれば、「先日は」「先般は」「過日は」などがありますが、「先日は」くらいがちょうどよいかもしれませんね。
・あるいはインターンシップが昨日終わったということであれば「この度は」でも勿論良いと思います。その場合は冒頭の「9月〇日から3日間」というのは不要かもしれませんね。
インターンシップに参加する前から○○系統のキャリア形成について調べていたものの、具体的な仕事内容についてイメージが持てませんでした。
④【表現】(修正任意)
・これも個人的な語感ですが、「仕事内容について具体的なイメージを持つことができていませんでした。」などはいかがでしょうか。
ただ、インターンシップを通じて様々な施設を見学させていただいたり、
○○系統に関する課題に取り組むワークショップを体験させていただいたことで、仕事内容について理解を深めることができました。
⑤【表現】(修正任意)
・「ただ、」と明確に逆接を打ち出すよりも、「実際に、インターンシップを通じて~」と続けた方が印象が柔らかくなる気がしました。
また、個人的な質問にも答えていただきありがとうございました。
おかげで自分がしたい仕事が明確になりました。
心よりお礼申し上げます。
⑥【表現】(要修正)
・「おかげで」単独で用いると目上の相手には若干失礼な印象があるかもしれません。(そう感じるのは私だけかもしれませんが。)
・代案:「○○様に{丁寧に/詳細に}{ご説明/ご教示}いただいたおかげで(orいただき)、自分の希望する業務や入社後のビジョンがより明確になりました。」
取り急ぎお礼申し上げたく、メールにて失礼いたします。
⑦【最後の挨拶】(修正任意)
・勿論、このように「取り急ぎ~」系の結びはよく見るのですが、せわしなくなってしまうので、丁寧に御礼を述べても良いかもしれませんね。
・代案:「今回のインターンシップでは多くのことを学ばせていただきました。インターンシップ中に何度もご相談に乗ってくださり、誠にありがとうございました。重ねて御礼を申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
⑧【署名】(修正任意)
・今回の添削に提出されたものは署名を割愛したのでしょうかね。
・もし署名を設定していない場合、署名はあった方が良いかと思います。
・就活用のメールアドレス(または大学のメールアドレス)を記載し、個人用のアドレスは控えましょう。
・電話番号は私用の携帯電話の番号になると思います。抵抗があるようでしたら、無理に記載する必要はないと思います。(Twitterの人事アカウントの方のツイートを拝見すると、電話番号の記載があった方が選考の連絡をしやすいということです。ただし、OBは人事の社員ではないので、メールでのやりとりで十分かと思います。電話番号の記載は慎重にご検討ください。)
・例:
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鈴木 一郎(すずき いちろう)
○○大学○○学部○○学科 3年
E-mail: ~@gmail.com
Tel: 080-1234-5678
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